Webflowの料金プラン【2026年10月時点】Basic・Premiumの違いと選び方

Webflowの料金は「サイトプラン」と「ワークスペースプラン」の2本立てで、2026年10月時点のサイトプランは無料のStarter、月15ドルのBasic、月25ドルのPremium(いずれも年払い・米ドル・税別)が中心だ。CMSでブログや実績一覧を運用するならPremium、固定ページだけの小さなサイトならBasicで足りる。制作を外部に頼む場合、制作側のワークスペース代は制作会社が持つことが多く、その場合にサイトを持つ会社が払うのはサイトプランだけになる。
Webflowの料金ページを初めて見たとき、「プランが多すぎて何を選べばいいか分からない」と感じる人は多い。しかも2026年にプラン体系が変わり、以前の解説記事に載っている「CMSプラン」「Businessプラン」は、いまの料金ページには出てこない。
この記事では、2026年10月26日に公式の料金ページ(webflow.com/pricing)で確認した内容をもとに、どのプランが誰に向いているかを整理する。料金はすべて米ドル・税別・年払いの月額で、為替や改定で変わるため、契約前には必ず公式ページで確かめてほしい。
サイトを作る前に、必ずぶつかるのがツール選びだ。料金プランの比較は、実は「毎月いくら払い続けるか」という経営判断そのものになる。
1.Webflow料金プランの全体像
Webflowの料金は、公開するサイトごとにかかる「サイトプラン」と、制作する人が使う「ワークスペースプラン」の2つに分かれている。
サイトプラン(Site plans)は、公開するWebサイト1つごとに契約するものだ。独自ドメインの可否、ページ数、帯域、フォーム送信数、CMSの有無がここで決まる。
ワークスペースプラン(Workspace plans)は、Webflowのデザインツールで制作する人のための契約だ。ステージング(公開前の作業用サイト)の数や、共同作業の機能がここで決まる。
この2つが独立しているため、初めてWebflowに触れる人が混乱するのは当然だ。制作会社やフリーランスはワークスペースプランで制作し、公開するサイトにサイトプランを付ける、という使い方になる。
2.サイトプランの詳細比較(2026年10月時点)
サイトプランは、公開するサイト単位で契約する。2026年10月26日時点の公式料金ページでは、次の5つが並んでいる。
プラン | 月額(年払い) | 向いているサイト | 主な上限・機能 |
|---|---|---|---|
Starter | 無料 | 学習・試作 | webflow.ioドメインのみ、静的ページ2、帯域1GB、フォーム50件、CMSは50件まで |
Basic | 15ドル | CMSが要らない小さなサイト | 独自ドメイン、静的ページ300、帯域10GB、フォーム送信無制限、CMSなし |
Premium | 25ドル | ブログや実績一覧を更新するサイト | Basicの全機能+CMS(2万件まで)、帯域50GBから追加購入可、サイト内検索、フォームのファイル添付 |
Team | 月2,500ドル(年契約) | 統制や承認フローが必要な組織 | Premiumの全機能+多言語化(Localize込み)、公開ワークフロー、操作ログ、優先サポート。多言語だけならほかのプランにLocalizeアドオン(月9ドルから)を付けられる |
Enterprise | 要相談 | 大規模・高セキュリティ | Teamの全機能+細かな権限、専任担当、SLAの強化 |
2-1.Starter(無料)
Starterは、webflow.ioのサブドメインで試しに公開できる無料プランだ。静的ページは2ページ、帯域は月1GB、フォームは50件までで、独自ドメインは使えない。学習やデザインの試作には十分だが、会社のサイトとして公開する用途には向かない。
2-2.Basic(月15ドル・年払い)
Basicは、CMSを使わない小さなサイト向けのプランだ。独自ドメインを1つ接続でき、静的ページは300ページまで、帯域は月10GB、フォーム送信は無制限になっている。会社概要、サービス紹介、問い合わせフォームだけで完結するサイトならこれで足りる。
ただし、Basicではブログやお知らせ一覧のようにCMSで増やしていくコンテンツは作れない。最初はBasicで始め、記事を書き始めた時点でPremiumに上げる、という順番で問題ない。
2-3.Premium(月25ドル・年払い)
Premiumは、CMSを使うサイトの標準プランだ。Basicの機能に加えて、CMSアイテムを2万件まで登録でき、帯域は50GBから必要に応じて追加購入できる。サイト内検索やフォームのファイル添付もPremiumから使える。
ブログ、実績紹介、採用情報、お知らせなど、更新し続けるページがある会社のサイトは、ほぼPremiumを選ぶことになる。帯域の追加は、公式ページの表示で年払いなら50GBごとに月20ドルからだ。
2-4.TeamとEnterprise
Teamは月2,500ドルの年契約で、多言語化、公開前の承認ワークフロー、操作ログなど、組織で統制をかけるための機能が入る。Enterpriseは料金非公開で、営業との相談で決まる。中小企業のコーポレートサイトで、この2つが必要になる場面はほとんどない。
2-5.旧プラン名(CMS・Business)で調べている人へ
この記事の以前の版や、ほかの解説記事でよく見る「CMSプラン(月23ドル)」「Businessプラン(月39ドル)」は、2026年10月26日時点の公式料金ページには掲載されていない。いまCMSを使うなら選ぶのはPremiumだ。旧プランからいつどう切り替わったかは第三者の解説でまとめられているが、既存契約の扱いは契約内容によって違う可能性があるため、自分のアカウントの請求画面か公式ヘルプで確認してほしい。
3.ワークスペースプランの詳細比較(2026年10月時点)
ワークスペースプランは、Webflowで制作する人のための契約だ。公式料金ページのワークスペースプランは、社内で制作するチーム向け(Starter/Core/Growth)と、フリーランス・制作会社向け(Starter/Freelancer/Agency)の2系列に分かれている。
プラン | 月額(年払い) | 主な内容 |
|---|---|---|
Starter | 無料 | フルシート1名、ステージングサイト2つ(各2ページ) |
Core | 19ドル | ステージングサイト10、カスタムコード、コード書き出し、共有ライブラリ |
Growth | 49ドル | ステージングサイト無制限、301リダイレクト、サイトごとのアクセス権限、公開権限の管理 |
Freelancer | 16ドル | フリーランス向け。ステージングサイト10、クライアントのワークスペースへの無料ゲスト参加、サイトごとに無料クライアントシート1、共有ライブラリ |
Agency | 35ドル | 制作会社向け。Freelancerの全機能+ステージングサイト無制限、サイトごとに無料クライアントシート3、サイトごとの権限、公開権限、パスワード保護、301リダイレクト |
ワークスペースにはフルシートが1席含まれる。制作者を増やす場合はフルシート(年払いで月39ドル/席)、記事更新だけの人はリミテッドシート(月15ドル/席)が別にかかる(2026年10月時点)。
代理店やフリーランスをゲストとして招く場合、公式ページの表記では2チーム(各5名)まで無料で追加できる。ゲストとして招く分には、ワークスペースの有料シート(席)を消費しない。外注先が自分のワークスペースで制作する場合の費用負担は、契約ごとに決めておきたい。
4.サイトプランとワークスペースプランの違い
Webflowを初めて使う人が一番混乱するのが、この2つの関係だ。ワークスペースプランは「制作するための契約」で、デザインツールを使う人が持つ。サイトプランは「公開するための契約」で、公開するサイトごとに必要になる。
たとえば、外部の制作会社に会社のサイトを作ってもらう場合は、次のように分かれる。
- ワークスペースプラン:制作会社が自社の契約で持つ(発注側は不要なことが多い)
- サイトプラン:公開する自社サイト1つにつき1契約(CMSを使うならPremium)
この「制作者の契約」と「サイトの契約」が分かれている点が、サーバー代とテーマ代を自分で払うWordPressと大きく違うところだ。
5.目的別のプランの選び方
「とりあえずどれを選べばいいか」を、用途別に整理した。金額はすべて年払いの月額で、2026年10月時点の公式表示だ。
5-1.固定ページだけの会社案内サイト
会社概要・サービス紹介・問い合わせだけで、ブログやお知らせを更新しないなら、サイトプランはBasic(月15ドル)で足りる。フォーム送信も無制限だ。
5-2.ブログやお知らせを更新する中小企業サイト
記事や実績を増やしていくなら、Premium(月25ドル)を選ぶ。BasicからPremiumへは後から上げられるので、公開時点で更新予定がないならBasicから始めてもよい。
5-3.記事数の多いメディア・大量コンテンツサイト
PremiumのCMSは2万件まで入るため、月に数十本ずつ記事を増やすメディアでも当面は収まる。帯域が足りなくなったら追加購入で対応できる。多言語化が必要になったら、まずLocalizeアドオン(ロケール数に応じて月9ドルから)を検討する。承認フローや操作ログなど、組織として統制をかける機能が必須になった時点でTeamを検討する。
5-4.ネットショップ
Webflowには、サイトプランとは別にEコマース向けのプランがある。商品数や決済の要件で選ぶプランが変わるため、公式のEコマースプランの欄で確認してほしい。商品点数が多い、在庫連携が必要といった場合は、ShopifyやSTORESなど専用のサービスと比べてから決めるのが無難だ。
5-5.Webflowで制作を請け負う人
クライアントのサイトを請け負うなら、フリーランス向けのFreelancer(年払いで月16ドル、ステージング10サイト)が出発点になる。ステージングを無制限にしたい、301リダイレクトや公開権限を管理したいならAgency(年払いで月35ドル)。社内チームで自社サイトを作るならCore(月19ドル)かGrowth(月49ドル)を選ぶ。
6.Webflowの料金でよくある質問
Q. Webflowは完全無料で使えますか?
無料のStarterプランで、webflow.ioのサブドメインに公開することはできる。ただし静的ページ2ページ、帯域1GB、フォーム50件までで、独自ドメインは使えない(2026年10月時点)。会社のサイトとして公開するなら、Basic以上の有料プランが必要になる。
Q. 独自ドメインでCMSが使える一番安いプランはどれですか?
2026年10月時点では、独自ドメインでCMSを使える一番安いプランはPremium(年払いで月25ドル)だ。BasicにはCMSが含まれない。無料のStarterにもCMSはあるが、独自ドメインでは公開できない。
Q. プランの途中変更はできますか?
プランの変更自体はできる。ただし年払い途中の変更で請求や返金がどう扱われるかは契約条件によるため、変更前に請求画面か公式ヘルプで確認してほしい。
Q. 日本円で支払えますか?
公式料金ページの価格は米ドル表示で、税は別途かかる(2026年10月時点)。クレジットカードで払う場合は、カード会社のレートで円に換算されるため、請求のたびに円換算の金額が為替で変わる。年払いなら請求は年に1回になる。
Q. 複数のサイトをひとつのプランで公開できますか?
できない。サイトプランはサイトごとの契約なので、3つのサイトを公開するにはサイトプランが3つ必要になる。複数サイトの制作管理はワークスペースプラン側でまとめられる。
Q. Enterpriseプランはいくらですか?
料金は公開されておらず、Webflowの営業との相談で決まる。2026年10月時点で金額が公開されている最上位はTeam(年契約で月2,500ドル)だ。
7.プランを決める2つの手順
Webflowの料金は一見複雑だが、2つの手順で決められる。
手順1は、誰が何の契約を持つかを決めることだ。自社で制作するならワークスペースプランとサイトプランの両方が要る。制作を外注するなら、発注側に必要なのは基本的にサイトプランだけになる。
手順2は、更新するコンテンツがあるかでサイトプランを選ぶことだ。更新しないならBasic、ブログや実績を増やすならPremium。多言語はLocalizeアドオンで足し、組織的な承認フローや操作ログが必須ならTeamになる。
多くの中小企業のコーポレートサイトは、Premium(年払いで月25ドル)で足りる。ただし、Webflowは表現力が高いぶん、最初にCMSの構造をどう組むかで後の手間が大きく変わる。プランを選ぶ段階で、更新する人と更新するページを決めておくと、後からの作り直しを避けられる。
この記事の料金は、2026年10月26日にWebflow公式の料金ページで確認した内容だ。料金は予告なく変わるため、契約前には公式ページを確認してほしい。
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