Google Antigravityでできること|料金・使い方・スマホ対応を実例で解説

Google Antigravityでできるのは、日本語で指示を出すと、AIが作業計画を立て、コードを書き、ブラウザで動作を確かめるところまで進めることです。個人向けの無料枠(週ごとの利用上限つき)があり、Googleアカウントがあれば使い始められます。上限を広げる有料のGoogle AI Pro/Ultraや、組織向けのBusinessプランもあります(2026年10月時点の公式料金ページ)。スマホ向けのアプリはなく、パソコンで使う前提のツールです。
初期費用は0円です。Googleアカウントが1つあればその日から使えて、「TODOアプリを作って」と日本語で打つと、AIが計画を立ててコードを書き、ブラウザで動くところまで持っていきます。これがGoogle Antigravityです。
僕は毎日、CursorやClaude CodeといったAIエージェント型の開発ツールを自分の業務で動かしている実装者です。Antigravityも初版のリリース直後から触っていて、2026年5月のI/O 2026で発表された2.0へのアップデートも実機で検証しました。そういう人間から見て、Antigravityは「エンジニアの道具」から一歩はみ出して、「これまで外注していた小さな社内ツールを、社内で試作できるかもしれない」という手前まで来ています。
この記事は、経営者や現場のノンエンジニアが「うちの業務に関係あるのか、いくらかかるのか、誰がやるべきか」を判断できるように書きました。実務者が読んでも技術的に雑にならないようにしています。まず結論からです。
この記事の結論
- Google Antigravityとは、2025年11月にGoogleが公開したAIエージェント駆動の開発環境(IDE)。2026年5月のI/O 2026で2.0にアップデートされ、マルチエージェント対応の本格的な開発プラットフォームになった(出典: Google公式ブログ)
- 料金は、個人向けの無料枠(週ごとの利用上限つき)から始められます。上限を広げるならGoogle AI Pro/Ultra、組織向けにはGoogle Cloud経由のBusinessプラン(1席あたり月30ドルから)があります(2026年10月時点)。CursorやClaude Codeの有料プランは、月8〜20ドル程度の入門プランから最上位の月200ドルまで幅がある(Cursorには無料プランもある)
- できることは、自然言語からのアプリ丸ごと構築、マルチエージェントによる並列作業、ブラウザ自動テスト、MCPサーバーを設定してのGoogle Sheetsなど外部サービスとの連携、CLI/SDKによる自動化
- スマホ対応は、スマホ向けアプリが未提供です。パソコンで使う設計
- Cursor / Claude Codeとの違いは、Cursorが「エディタ内のAIアシスタント」、Claude Codeが「ターミナルで動く深い推論エージェント」、Antigravityが「目標を渡すと複数エージェントが並列で自律実行するプラットフォーム」
ここから先は、この結論を1つずつ実例で開いていきます。
Google Antigravityとは何か
Google Antigravityは、2025年11月にGoogleが公開したAIエージェント駆動の開発環境(IDE)です。開発者が「〜を作って」と自然言語で指示すると、AIが作業計画を立て、コードを書き、テストまで自律的に進めます。
2026年5月のGoogle I/O 2026で、大幅アップデートされた2.0が発表されました。デスクトップアプリ、CLI、SDKを含む開発プラットフォームへと進化し、複数のAIエージェントを同時に走らせる「マルチエージェント」が中核機能になっています(出典: Google I/O 2026公式ブログ)。
I/O 2026の時点で、標準のFlashモデルはGemini 3.5 Flashに切り替わりました。その後もモデルは入れ替わっているので、今使えるモデルは後述の「対応モデル」を見てください。
Google Antigravityでできること(2.0対応)
Antigravityが得意なのは、細切れの作業ではなく、目標を丸ごと渡すやり方です。「TODOアプリを作る」のような大きめの指示を出すと、AIが必要なステップを自分で分解し、順番に実装していきます。人間が全部の段取りを指示しなくていいです。ここが従来のコード補完ツールと決定的に違います。
2.0で追加・強化された機能を含め、主な能力を整理します。
マルチエージェント(2.0の目玉)
2.0最大の進化は、複数のAIエージェントを同時に走らせられるようになったことです。Agent Managerから複数のエージェントを同時に動かせ、2.0ではサブエージェントや、エージェントチーム機能(2026年5月時点でプレビュー)も加わりました。
Browser Subagent(自動テスト)
Antigravityは本物のChromeブラウザを自動で起動して、作ったアプリを「実際に使ってみる」テストまでやります。ボタンをクリックし、フォームに入力し、スクリーンショットを撮り、動かないところがあれば自分でデバッグして直します。開発者がDevToolsを開く必要がありません。
僕が使っていて一番驚いたのはこの機能です。コードを書くAIは珍しくなくなりましたが、「作ったものを自分で触って、壊れていたら直す」までやるAIは、僕が試したなかではAntigravityが初めてでした。
Google Workspaceとの連携
MCPサーバーを設定すれば、Google SheetsなどのGoogleサービスともつなげられます。設定は自分で行う必要があり、I/O 2026の公式ブログが挙げる2.0の新機能にWorkspace連携は含まれていません。つなぎ方さえ用意すれば、「Google Sheetのリードデータを読み込んで、カレンダーにフォローアップのリマインダーを入れるCRMを作って」のような指示も試せます。
中小企業にとってこれは大きいです。多くの会社がGoogle Workspaceを使っているので、既存の業務データとAIをつなぎやすいです。「スプレッドシートのデータを毎週手作業で別のツールに転記している」ような作業は、Antigravityで自動化の試作ができる候補です。
CLI / SDK
2.0からコマンドラインインターフェース(CLI)とソフトウェア開発キット(SDK)が追加されました。GUIのデスクトップアプリだけでなく、ターミナルからAntigravityのエージェントを呼び出せます。これにより、既存の開発ワークフローやCI/CDパイプラインにAntigravityを組み込むことが可能になりました。
エンジニア向けの機能ですが、経営者にとっての意味は「Antigravityを社内の自動化の部品として使える」ということです。単発のアプリ作成だけでなく、定型業務の自動化パイプラインに組み込めます。
初版からある基本機能
以下は初版(2025年11月〜)から搭載されている機能です。
- AI IDE Core。自然言語での指示、コード補完、文脈をふまえたエージェント操作に対応する
- 作業の可視化。エージェントの作業をタスク単位で見せ、実装計画や成果物(Artifacts)を通じて「今AIが何をやっているか」を追える
- エディタ・ターミナル・ブラウザをまたぐ連携。3つの画面をエージェントが横断し、作ったアプリの動作確認まで自動で回す
- 直感的なフィードバック。生成されたコードやスクリーンショットに、ドキュメントへコメントするような感覚で修正指示を出せる
経営目線で言い換えると、こうなります。これまでは「見積もりを取って、外注して、仕様を伝えて、納品を待つ」だった小さなツール作りが、「やりたいことを日本語で伝えて、出てきたものを確認する」に縮む可能性があります。全部が置き換わるわけではありません。ただ、社内の雑務を片付ける程度のツールなら、試すハードルはかなり下がりました。
Google Antigravityの料金
2026年10月時点の公式の料金ページでは、個人向けのIndividualが月0ドルで、週ごとの基本的な利用上限がついています。Googleアカウントでログインするだけで使えます。
上限を広げたい場合は、Google AI ProかGoogle AI Ultraに加入すると利用上限が上がり、AIクレジットも使えます。組織向けには、Google Cloud経由のBusinessプラン(Standard/Plusは1席あたり月30ドルから。席料0ドルの従量課金もある)があります。
競合と並べるとこうなります(2026年10月27日に各社の公式料金ページで確認)。
- Google Antigravity:無料枠あり(上限を広げるならGoogle AI Pro/Ultra)
- Cursor:無料プランのほか、Plus月8ドルからUltra月200ドルまで
- Claude Code:Claude Pro(月20ドル、年払いなら月17ドル)から使えます。上位のMaxは月100ドルから
つまり「試す」段階で財布は痛みません。ここは中小企業にとって大きいです。新しいツールを社内で検証するとき、最初のハードルはたいてい稟議とコストです。0円なら、まず情シス担当や現場のリーダーが週末に触ってみる、が現実的に成立します。
ただし注意点もあります。無料枠には週ごとの利用上限があり、使えるモデルも入れ替わります。本番業務に組み込むなら、有料プランに切り替えた場合のコストも想定しておくのが堅実です。
対応モデル
GoogleのGemini、AnthropicのClaude、OpenAIのGPT-OSSの系統から選べます。使えるモデルはプランによって違い、入れ替わりも早いので、最新の一覧は公式のモデルページで確認してください(2026年10月時点の無料枠ではGemini 3.8 Flashなど。一部のモデルは2026年11月2日に提供終了と案内されています)。1つのツールで用途に応じてモデルを切り替えられるのは、実務で回すときにありがたい設計です。
日本語には対応している
UIは基本的に英語です。ただし、AIエージェントへの指示は日本語に完全対応しています。「顧客リストをCSVで読み込んで、都道府県ごとに件数を数えて」のように、普段しゃべっている日本語で伝えれば意図を汲んでくれます。英語で命令を書く必要はありません。
スマホでは使えるか
2026年10月時点で、スマホ向けのアプリはありません。公式に提供されているのはデスクトップアプリとCLIで、パソコンで動いているセッションをブラウザから操作するRemote Control機能はあるものの、作業の本体はパソコン側で動きます。Antigravityはパソコンでの利用を前提に設計されています。
「通勤中にスマホでアプリ開発」という使い方は現実的ではありません。腰を据えてパソコンの前で触る道具だと考えてください。ここを勘違いすると「スマホで開いたら使いにくかった」で終わってしまいます。
なお、スマホからAIにコーディングを頼みたい場合は、Claude Code on the Webなど、モバイル対応を明示しているサービスを検討する方が確実です。
Cursor / Claude Codeとの違い(比較表)
同じAI開発ツールでも、CursorやClaude Codeとは設計思想が違います。毎日この3つを使い分けている立場から、違いを整理します。
Google Antigravity | Cursor | Claude Code | |
|---|---|---|---|
設計思想 | エージェント中心。目標を渡して自律実行 | エディタ中心。人間が主役でAIが補助 | ターミナル中心。深い推論で複雑な問題を解く |
画面 | 専用デスクトップアプリ+Agent Manager | VS Code フォーク(見慣れたUI) | ターミナルが中心(Web版・デスクトップ版・IDE拡張もある) |
マルチエージェント | 標準搭載。並列サブエージェント | クラウドで動くエージェント(Premium以上) | サブエージェント対応あり |
ブラウザ連携 | Browser Subagentで自動テスト | 拡張機能で対応 | MCP経由で接続可能 |
料金 | 無料枠あり(有料はGoogle AI Pro/Ultra) | 無料〜月額200ドル | 月額20ドル〜(Maxは月100ドルから) |
搭載モデル | Gemini/Claude/GPT-OSSから選択(プランで異なる) | GPT-5/Claude/Gemini選択可 | Claude専用 |
向いている使い方 | アプリ全体の自律構築、Google連携 | 日常のコーディングを速くする | 難しいバグ修正、大規模リファクタ |
一番大きいのは、AIの役割です。CursorやClaude Codeは、開発者の指示に従ってコードを生成・修正する「アシスタント」寄りです。人間が主役で、AIが手伝います。対してAntigravityのAIは、目標を渡すと自分で計画を立てて複数のタスクを順に片付けていく「エージェント」寄りです。
まとめると、Cursorは「日常の開発を速くしたい人」、Claude Codeは「難しい問題を深く考えてほしい人」、Antigravityは「目標だけ渡して、あとは任せたい人」です。どれが上という話ではなく、向いている仕事が違います。
僕自身は、自社サイトの日常開発にClaude Code、広告LPの素早いプロトタイプにAntigravity、という使い分けで回しています。1つに絞る必要はありません。
インストールと使い方
システム要件は次のとおりです。
- macOS:Monterey(12)以降。Apple Siliconまたは64bitのIntel
- Windows:Windows 10(64bit)または11
- Linux:glibc 2.28以降(Ubuntu 20.04、Debian 10など)
手順は3ステップです。
- 公式サイト antigravity.google にアクセスし、使っているOS用のインストーラーをダウンロードする
- ダウンロードしたファイルを実行し、画面の指示に従ってインストールする
- 起動後の設定画面で、テーマ、エージェントの動作モード、Googleアカウントログインを済ませる
既存のVS Code環境を壊さないか気にする人がいます。AntigravityはVS Codeからフォークされた独立アプリなので、いま使っているVS Codeの設定や環境には影響しません。並行して置いておけます。
CLIのインストール(2.0〜)
デスクトップアプリとは別に、ターミナルから使えるCLI版(コマンド名はagy)もあります。公式の手順では、macOS/Linux/Googlebook(Googleのノートパソコン)なら次のコマンドでインストールします。
curl -fsSL https://antigravity.google/cli/install.sh | bashWindowsのPowerShellなら次のコマンドです(CMD用のコマンドも公式ページにあります)。
irm https://antigravity.google/cli/install.ps1 | iexインストール後、agy --version で確認し、作業したいディレクトリで agy と打つと、対話型の画面でエージェントが起動します(公式の導入手順)。GUIなしでサーバー上やCI/CDパイプラインから使いたいエンジニア向けです。
実際にアプリを作らせてみた
言葉で説明するより、動かした記録のほうが早いです。
TODOアプリ(初版で検証)
Antigravityの基本動作を確認するために、TODOリストアプリをAIに作ってもらいました。
- エディタ右上の「Open Agent Manager」ボタン(またはCmd + E)をクリックして、Agent Managerを起動する
- チャット欄に、作りたいアプリの機能要件を日本語で入力する
- 指示を送ると、AIエージェントがタスクリストと実装計画を作り、自動でコーディングを始めます。進捗はリアルタイムで見える
- 作業が終わるとファイルが生成されます。HTMLファイルをブラウザで開けば、その場で動くTODOリストアプリが立ち上がる
大事なのは、僕がコードを1行も書いていないことです。やったのは、日本語で要件を伝えて、出てきた計画を眺めて、完成物を確認しただけです。その日のうちに、指示1つから動くアプリが手元にあります。この体験は、外注に慣れた経営者ほど「え、これでいいの」と面食らうはずです。
Google Sheetsを読むミニCRM(2.0で検証)
Google Sheetsのデータを読むミニCRMを作らせてみました。「Google Sheetに入っているリードリストを読み込んで、名前と連絡先と状況を一覧表示するミニCRMを作って」と指示しました。
Antigravityは以下の手順を自動で実行しました。
- Google Sheets APIの認証を設定
- 指定したスプレッドシートからデータを読み込むバックエンドを生成
- 一覧表示・検索・ステータス更新ができるフロントエンドを生成
- Browser Subagentで実際にデータが表示されることを自動テスト
所要時間は約8分です。もちろんこれをそのまま本番で使うには、エラー処理やセキュリティの確認が必要です。でも「動く試作品が8分で手に入る」という事実は、「この業務、自動化できるかな?」の検証コストを劇的に下げます。
自社でやるか、外部に頼むか
無料で試せるとなると、次に悩むのが「これ、社内でやるべきか、誰かに頼むべきか」です。業務によって答えが変わるので、判断軸を置いておきます。
自社でやるのが向いているケースは、社内だけで完結する雑務ツール(集計、リスト整形、簡単な入力フォーム)、失敗しても業務が止まらない実験的な領域、触ってみたい人が社内にいてその人の時間を確保できる場合です。
外部に頼んだほうがいいのは、顧客データや売上データなど扱いを間違えると事故になる情報が絡む場合、作ったものを本番業務にそのまま乗せる場合(給料計算、請求など)、「何を作ればいいか」から曖昧で要件の整理そのものに人手がいる場合です。
Antigravityは強力ですが、AIが自律的に書くぶん、出てきたコードが本当に正しいかは人間が判断する必要があります。そこの目利きが社内にいるかどうかが、自社でやるか外注するかの分かれ目です。無料だから全部内製、は少し危険です。試作は社内、本番運用は判断を挟む、くらいがちょうどいいと僕は考えています。
業務に入れるときの費用と期間の目安
ツール自体は、個人向けの無料枠で試せます(2026年10月時点)。検証段階なら、ソフトウェア費用をかけずに始められます。開始も速いです。Googleアカウントさえあれば、その日のうちに最初のアプリが動くところまでいけます。
ただし、これはあくまで「試す」までの話です。実際の業務に組み込むとなると、どの業務を任せるか、既存のデータやシステムとどうつなぐか、誰がAIの出力をチェックするかです。ここは要件次第で必要な手間が大きく変わるため、一律の金額は出せません。無理に相場を書くより、正直にそう言います。
コストの重心が「ツール代」から「要件整理と検証の人件費」に移る、と頭に置いてください。ソフトが0円でも、何を作らせて、どう安全に運用するかを詰める時間は要ります。そこを見誤ると「導入したのに使われない」になります。
つまずきやすい失敗パターン
先に転びやすいポイントを言っておきます。ここを知っておくだけで、無駄な回り道が減ります。
- デスクトップ前提を忘れる。スマホで開いて「使いにくい」と判断してしまう人がいます。パソコンで触るツールです
- 英語UIで止まる。UIは英語ですが、指示は日本語でいいです。最初の画面が英語だからと諦めるのはもったいない
- AIの出力を検証せず本番に乗せる。これが一番痛い失敗です。自律的に書いてくれるからこそ、中身を確認しないまま業務に投入すると、静かに間違ったまま動き続けます。試作と本番のあいだに、必ず人の目を1回入れてください
- 「全部AIに任せられる」と期待しすぎる。得意なのは小さめの目標を形にすることです。会社の基幹システムを丸ごと置き換える道具ではありません
- 無料枠の上限を想定していない。無料枠には週ごとの利用上限があります。本番業務に依存させる前に、有料プランに切り替えた場合のコストや代替手段も考えておくのが堅実です
Antigravityを自社に入れるとどうなるか
Antigravityを社内に置くと、変わるのは「小さな困りごとを、誰かに頼まず自分で形にできる」という感覚です。
これまでなら「こんな小さいツール、外注するほどでもないし」と放置していた業務が、いくつもあるはずです。手作業のコピペ、毎週の集計、定型の入力チェック。ひとつひとつは大した時間じゃないから、ずっと手でやってきました。Antigravityは、その「大したことないから放置してきた雑務」に手が届く道具です。その雑務がスプレッドシートやカレンダーに絡むものなら、MCPでGoogleのサービスにつなげば、自動化の試作まで進められます。
一方で、ここまで読んで気づいたと思いますが、効くかどうかは「どの業務に、どう入れるか」で決まります。ツールが無料でも、使いどころを外すと何も変わりません。
僕は毎日、AIエージェントを自分の業務で動かしていて、「どの作業をAIに渡すと効いて、どこは人間が持つべきか」の線引きを実務で繰り返しています。もし「うちの場合、Antigravityやその周辺のAIをどこに使えるのか」を一度整理したいなら、まずは無料の現在地診断(6問・約1分)をどうぞ。どの業務からAIに任せられるか、浮く人件費の目安がその場で出ます(浮く人件費を診断する)。
Antigravityのようなツールが出てきたとき、「自社で試すか、外部に設計を頼むか」の判断基準は、ツールの性能ではなく自社の業務構造で決まります。どの業務が自動化に向いていて、どこに人の判断を残すべきでしょうか。まずは現在地を把握するところから始めてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 料金は本当に無料ですか。
A1. 個人向けの無料枠があり、週ごとの利用上限の範囲で使えます。上限を広げるならGoogle AI Pro/Ultra、組織向けにはGoogle Cloud経由のBusinessプラン(1席あたり月30ドルから)があります(2026年10月時点)。CursorやClaude Codeは、月8〜20ドル程度の入門プランから最上位の月200ドルまであります。
Q2. 既存のVS Code環境は壊れませんか。
A2. 壊れません。AntigravityはVS Codeからフォークされた独立アプリで、いま使っているVS Codeの設定や環境には影響しません。
Q3. どのAIモデルが使えますか。
A3. Gemini、Claude、GPT-OSSの系統から選べます。使えるモデルはプランによって違い、入れ替わりも早いので、最新の一覧は公式のモデルページで確認してください(2026年10月時点の無料枠ではGemini 3.8 Flashなど)。
Q4. プログラミング未経験でも使えますか。
A4. 最初の「動くもの」までは、日本語で指示するだけで到達できます。ただし業務で本番運用するなら、出力を確認できる人が社内か外部に必要です。
Q5. 2.0にアップデートするにはどうすればいいですか。
A5. デスクトップアプリの自動更新で2.0に切り替わります。手動の場合は公式サイトから最新版をダウンロードしてインストールすればOKです。
Q6. Google Workspace以外のサービスとも連携できますか。
A6. MCPサーバーを設定すれば、Google Workspaceを含む外部サービスとつなげられます(設定は自分で行います)。APIを使うコードをAIに書かせて連携する方法もあります。
Q7. セキュリティは大丈夫ですか。社内データを扱って問題ないですか。
A7. Antigravityはローカルのデスクトップアプリなので、コード自体は手元のマシンに保存されます。ただしGeminiモデルへの送信時にコードがGoogleのサーバーを経由するため、機密性の高いコードを扱う場合はGoogleのデータポリシーを確認してください。
参考文献
- [1] Google. (2025). Introducing Google Antigravity. Google Antigravity Blog.
- [2] Google. (2026). Google Antigravity @ I/O 2026. Google Antigravity Blog.
- [3] DataCamp. (2026). Claude Code vs. Antigravity: Which AI Tool Is Better?
- [4] Google. Google Antigravity Pricing(2026-10-27確認)
- [5] Google. Choose a model(2026-10-27確認)
関連記事
この記事を書いた人 Tomo(F2T) AIエージェント組織を自分の業務で毎日動かしている実装者です。このブログの記事は、すべてその実作業の記録から生まれています。
関連する記事
この記事のテーマに合うサービス:AIエージェント活用設計
AIエージェントを「使える形」まで設計する



